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花粉症は柔道整復師に相談できる?整骨院のツボ押し・自律神経調整とは

花粉症は柔道整復師に相談できる?整骨院のツボ押し・自律神経調整とは

つらい花粉症の症状に対し、薬以外の対策を探している方も多いのではないでしょうか。
実は、柔道整復師が在籍する整骨院では、薬とは異なるアプローチで花粉症の悩みに対応できる場合があります。
体の歪みを整え、自律神経のバランスを調整することで、免疫機能の正常化を促し、症状の根本的な緩和を目指すのが特徴です。

この記事では、整骨院で行われる花粉症への具体的なアプローチについて解説します。

薬に頼りたくない方へ|整骨院・接骨院が花粉症の悩みにアプローチできる理由

花粉症の薬には眠気などの副作用が伴う場合があり、仕事や学業への影響を懸念する方も少なくありません。
整骨院・接骨院では、薬を使わずに体の内側から症状を緩和するアプローチを取ります。
これは、花粉症の根本的な原因の一つとして考えられる「自律神経の乱れ」や「体の歪み」に着目し、手技や専門機器を用いて免疫機能が正常に働くための土台を整えることを目的としています。

花粉症の不快な症状は自律神経の乱れが原因かもしれません

自律神経は、体を活動的にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」の2つがバランスを取りながら、内臓の働きや体温、免疫機能をコントロールしています。
しかし、ストレスや不規則な生活、気候の変動などによってこのバランスが崩れると、免疫システムが過剰に反応しやすくなります。
その結果、花粉を異物として過剰に攻撃してしまい、鼻水、くしゃみ、目のかゆみといった花粉症特有の症状が引き起こされるのです。

体の歪みが免疫バランスを崩し症状を悪化させるメカニズム

日常生活での癖や長時間のデスクワークなどによる猫背は、背骨や骨盤に歪みを生じさせます。
背骨の周りには自律神経の重要な通り道があり、骨格が歪むことで周辺の筋肉が緊張し、神経の働きを阻害してしまうことがあります。
このような状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、免疫機能のコントロールがうまくいかなくなり、花粉症の症状が悪化する一因となります。

整体などで体の歪みを整えることは、神経の圧迫を解放し、自律神経の機能を正常化させるために重要です。

自律神経と免疫機能の深い関係性

自律神経と免疫機能は密接に連携しています。
交感神経が優位なときは、体内に侵入した細菌などと戦う「顆粒球」が増加し、逆に副交感神経が優位なときは、ウイルスやアレルギー物質に対応する「リンパ球」が増加します。
花粉症などのアレルギー症状は、この副交感神経が過剰に働き、リンパ球が増えすぎることによって引き起こされると考えられています。

そのため、自律神経のバランスを整え、交感神経と副交感神経のスイッチがスムーズに切り替わる状態を保つことが、免疫の過剰反応を抑える上で非常に重要になります。

柔道整復師が行う花粉症への具体的なアプローチ方法

柔道整復師は、解剖学や生理学に基づいた専門知識を活かし、多角的なアプローチで花粉症の症状緩和を目指します。
具体的な施術として、顔周りのツボ刺激による鼻の不快感の軽減、首や肩甲骨周りの血行促進による目のかゆみの緩和、背骨・骨盤矯正による免疫機能の正常化、そして深部への電気療法による自律神経の直接的な調整などが挙げられます。
これらの施術を組み合わせ、症状の根本原因に働きかけます。

鼻水・鼻づまりの緩和を目指す顔周りへのツボ刺激

東洋医学の考え方では、顔や手足には全身の不調に対応するツボ(反射区)が存在します。
これはリフレクソロジーの考え方にも通じるものです。
柔道整復師は、鼻水や鼻づまりに効果があるとされる小鼻の横の「迎香」や眉間の「印堂」といったツボを的確に刺激します。

これにより、鼻の粘膜周辺の血行が促進され、炎症が和らぎ、鼻の通りをスムーズにする効果が期待できます。
不快な鼻の症状を直接的に和らげるためのアプローチです。

目のかゆみ・充血を和らげる首や肩甲骨周りの血行促進

目のかゆみや充血は、目の周りだけでなく、首や肩の筋肉の緊張による血行不良が影響していることがあります。
特にデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、首から肩甲骨にかけての筋肉が硬くなり、頭部への血流が滞りがちになります。
柔道整復師が行うマッサージなどの手技によってこれらの筋肉を丁寧にほぐし、血行を促進することで、目の周りの疲労物質や炎症物質の排出を助け、かゆみや充血といった症状の緩和を図ります。

免疫機能を正常化へ導く背骨・骨盤の歪み矯正

背骨や骨盤の歪みは、自律神経の働きに影響を与える可能性が指摘されています。柔道整復師は、手技による施術を通じて、骨格のバランスを整えることを目指します。これにより、身体への負担を軽減し、自律神経の働きをサポートすることが期待されます。

結果として、自律神経の情報伝達がスムーズになり、交感神経と副交感神経のバランスが整うよう促します。これにより、身体が本来持つ機能が適切に働くことを目指し、花粉に対する過剰な反応の抑制に繋がる可能性を追求します。

自律神経のバランスを整えるための深部への電気療法

手技だけでは届きにくい体の深層部にある筋肉や神経に対し、特殊な電気治療器を用いてアプローチする方法もあります。
高周波や低周波の電気刺激を体に流すことで、自律神経そのものに直接働きかけ、乱れたバランスを整える効果が期待できます。
また、電気刺激は硬直した筋肉を効率的に弛緩させ、血行を促進する作用もあります。

これにより、全身のリラックスを促し、自律神経が安定しやすい体内環境を作り出すサポートをします。

施術とあわせて実践したい!自宅でできる花粉症セルフケア

整骨院での施術効果を高め、症状の出にくい体を維持するためには、日々のセルフケアが欠かせません。
施術によって整えられた体のバランスをキープし、花粉のシーズンを少しでも快適に過ごすために、自宅で手軽に実践できるケアを取り入れることが大切です。
ここでは、症状を和らげるツボ押しや食生活のポイント、自律神経を整えるストレッチなどを紹介します。

症状を和らげる効果が期待できるツボの押し方

自宅でできるセルフケアとして、ツボ押しは手軽で効果的な方法です。
鼻の症状には、小鼻の両脇にある「迎香(げいこう)」を、人差し指で心地よい圧をかけながらゆっくりと押します。
また、手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前にある「合谷(ごうこく)」は、顔周りの血行促進や自律神経の調整に役立つ万能のツボとして知られています。

一つのツボにつき、5秒ほどかけてゆっくり押し、それを数回繰り返すのがポイントです。

免疫の働きをサポートする食生活の見直しポイント

免疫細胞の約7割は腸に集中していると言われており、腸内環境を整えることが免疫バランスの改善につながります。
ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品や、野菜やきのこ類に含まれる食物繊維を積極的に摂取し、善玉菌を増やすことを心がけましょう。
一方で、揚げ物などの脂質の多い食事、インスタント食品、白砂糖などは腸内環境を悪化させ、アレルギー症状を助長する可能性があるため、花粉の時期は特に控えることをおすすめします。

自律神経を整えるための簡単なストレッチ習慣

自律神経のコントロールには、リラックスした状態を作ることが重要です。
特に自律神経が集中している首や肩、背中周りの筋肉をほぐすストレッチが効果的です。
椅子に座ったままゆっくりと首を回したり、両腕を後ろで組んで肩甲骨をぐっと寄せたりするだけでも、筋肉の緊張が和らぎます。

就寝前などのリラックスタイムに、深呼吸をしながら行うと、副交感神経が優位になり、睡眠の質の向上にもつながり、自律神経が整いやすくなります。

花粉症の施術で整骨院・接骨院へ行く前に知っておきたいこと

花粉症の症状緩和を目的として整骨院や接骨院の利用を検討する際には、いくつか事前に知っておくべき点があります。
専門の医療機関との役割の違いを理解し、保険適用の可否や、自分に合った施術院の選び方などを把握しておくことで、スムーズに施術を受けることができます。
ここでは、受診前に確認しておきたい基本的な知識をまとめました。

まずは専門の医療機関で診断を受けるのが基本

鼻水やくしゃみといった症状が、本当に花粉症によるものなのかを自己判断するのは禁物です。
風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など、似た症状を持つ他の疾患の可能性も考えられます。
まずは耳鼻咽喉科やアレルギー科などの医療機関を受診し、医師による正確な診断を受け、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定することが最優先です。

その上で、治療の選択肢の一つとして、整骨院での体質改善ケアを検討するという流れが最も安全で効果的です。

花粉症への施術は健康保険が適用されないケースが多い

整骨院や接骨院で健康保険が適用されるのは、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉離れ)といった、原因が明確な急性のケガに限られます。
花粉症の症状緩和を目的とした施術は、慢性症状の改善や体質改善にあたるため、保険適用の対象外となり、全額自己負担の自費診療となるのが一般的です。
料金体系は院によって異なるため、予約時や初診時に、施術内容と合わせて費用についてもしっかりと確認しておくことが大切です。

花粉症ケアを得意とする施術院の探し方

全ての整骨院・接骨院が花粉症のケアに対応しているわけではありません。
施術院を探す際は、ウェブサイトなどで「花粉症」「アレルギー体質」「自律神経調整」といったキーワードを掲げているかを確認しましょう。
また、花粉症に対する考え方や具体的な施術メニュー、料金が明確に記載されている院は、安心して相談しやすいでしょう。

初回のカウンセリングを丁寧に行い、施術計画について詳しく説明してくれるかどうかも、信頼できる院を見極めるための重要なポイントです。

整骨院の花粉症対策に関するよくある質問

ここでは、整骨院での花粉症対策を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
通院頻度や施術の痛み、薬との併用など、気になる点を解消していきましょう。
なお、整骨院によっては柔道整復師だけでなく、鍼灸師が在籍している場合もあります。

鍼灸治療も自律神経の調整や免疫機能の正常化に効果が期待できるアプローチの一つとして知られています。

施術はどのくらいの頻度で通えば効果を実感できますか?

効果の感じ方には個人差がありますが、初期は週1〜2回、症状が安定すれば頻度を減らすのが一般的です。
体質改善には継続が重要で、花粉シーズン前からケアを始めるのがおすすめです。
21年、22年と続けることで、症状が出にくい体質を目指せます。

施術に痛みはありますか?子どもでも受けられますか?

施術は基本的に痛みを伴わない、心地よい刺激のものが中心です。
骨をボキボキ鳴らすような強い矯正が苦手な場合は、事前に伝えれば別の方法で対応可能です。
お子様向けの優しい施術を行う院も多いので、まずは相談してみることをおすすめします。

病院で処方された薬と施術を併用しても大丈夫ですか?

はい、基本的には問題ありません。
整骨院の施術は薬の作用を妨げるものではなく、むしろ相乗効果で症状緩和をサポートすることが期待できます。
ただし、念のため通院中の医師や施術を担当する柔道整復師に、薬を服用していることを伝えておくと安心です。

まとめ

柔道整復師による花粉症へのアプローチは、薬物療法とは異なり、体の歪みや自律神経のバランスといった根本的な原因に働きかけることを目的とします。
ツボ刺激、血行促進、骨格矯正などの施術を通じて免疫機能の正常化を図り、症状が出にくい体質を目指します。

施術と並行して、食生活の見直しやストレッチなどのセルフケアを実践することで、より効果的な改善が期待できます。
花粉症の新たな対策として、整骨院でのケアを選択肢に加えてみるのも一つの方法です。

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