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鍼灸師国家試験の採点基準とは?合格率や難易度、国試の勉強法も解説

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鍼灸師国家試験の採点基準とは?合格率や難易度、国試の勉強法も解説

鍼灸師の国家試験は専門的な知識と技術が問われるため、合格を目指すには十分な準備が必要です。
国試の合格率は例年70%前後で推移しており、決して簡単に合格できるわけではありません。
そのため、試験の難易度を正しく理解し、計画的に学習を進めることが求められます。

この記事では、鍼灸師国家試験の採点基準や合格ライン、近年の合格率の動向、そして効果的な勉強法について解説します。
試験は難しいと感じるかもしれませんが、正しい情報を得て対策を立てれば、合格は十分に可能です。

鍼灸師国家試験の基本情報を確認しよう

鍼灸師国家試験は、年に一度実施されるマークシート方式の筆記試験です。
試験に合格し、免許登録をすることで、はり師またはきゅう師として活動できるようになります。
試験内容は、基礎医学から東洋医学、関係法規まで多岐にわたる専門知識が問われる構成です。

受験資格を得るためには、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定する養成施設で3年以上学ぶ必要があります。
ここでは、試験の受験資格や日程、科目といった基本的な情報を詳しく確認していきます。

鍼灸師国家試験の受験資格を得るための条件

鍼灸師国家試験を受験するためには、特定の教育課程を修了している必要があります。
具体的には、文部科学大臣が指定した4年制大学、または都道府県知事が指定した3年制以上の専門学校や短期大学などの鍼灸師養成施設で、必要な知識と技能を修得し卒業、あるいは卒業見込みであることが条件です。

これらの養成施設で3年以上学習を積んだ後、受験資格が与えられます。
受験を希望する場合、定められた期間内に必要な書類を揃えて受験願書を提出しなくてはなりません。
視覚障害者向けの特例も設けられており、該当する場合は指定の学校または養成施設で学ぶ必要があります。

試験日と試験地はいつ・どこで実施される?

鍼灸師の国家試験は、例年2月下旬の日曜日に実施されます。
はり師ときゅう師の試験は同日に行われるのが通例です。
試験地は全国の主要都市に設けられ、受験者は自身の希望する地域の会場で受験します。
具体的な試験地は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県などです。

試験終了後、各予備校や教育機関から解答速報が出されることが多く、自己採点に活用できます。
正式な合格発表は、例年3月下旬に厚生労働省のウェブサイトや東洋療法研修試験財団のホームページで公開される流れとなっています。

出題される試験科目の一覧

鍼灸師国家試験の出題科目は、はり師ときゅう師で大半が共通しています。
共通科目は、医療概論(医学史を除く)、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、東洋医学臨床論の12科目です。

これらの科目は、医療人としての基礎知識や、鍼灸治療を行う上で不可欠な西洋医学・東洋医学の両面からの知識を問うものです。
これらに加え、はり師の試験では「はり理論」が、きゅう師の試験では「きゅう理論」がそれぞれ固有の専門科目として出題され、両方の資格取得を目指す場合は両方の理論を学習する必要があります。

気になる鍼灸師国家試験の採点基準と合格ライン

鍼灸師国家試験の合否は、明確な採点基準に基づいて判定されます。
合格するためには、総合点で一定の基準を超える必要があり、この合格ラインを意識した学習が重要です。

試験ははり師きゅう師ともに、午前と午後に分かれて実施されるマークシート方式で行われます。
問題数や配点を正確に把握し、どの科目でどれくらいの得点を目指すか、戦略的に学習計画を立てることが合格への鍵となります。
ここでは、具体的な問題数や点数配分、そして合格に必須となる基準点について詳しく見ていきます。

問題数と点数配分の内訳

鍼灸師国家試験は、はり師・きゅう師ともに午前と午後に分けて実施されます。単独で受験する場合、合計170問が出題され、1問1点の総得点170点満点です。両方の資格を同時に受験する場合は合計180問となります。

出題科目のうち、「はり理論」と「きゅう理論」を除く問題は両試験で共通です。はり師試験では「はり理論」から、きゅう師試験では「きゅう理論」からそれぞれ10問ずつ出題されるため、両資格を同時受験する際には、これらの理論科目の違いを意識した対策が重要となります。

合格に必須となる基準点(ボーダーライン)は?

鍼灸師国家試験の合格基準は、総得点の60%以上を正答することです。はり師・きゅう師の試験は、それぞれ170点満点であるため、合格点は102点以上となります。

この合格ラインは絶対評価であり、受験者全体の成績によって基準が変動することはありません。したがって、試験当日に170問中102問以上正解すれば、合格が確定します。特定の科目に足切り点などが設定されているわけではないため、全科目を通してバランスよく得点し、総合点で合格点を超えることを目標に学習を進めることが重要です。

鍼灸師国家試験の難易度はどれくらい?近年の合格率をチェック

鍼灸師国家試験の難易度を測る指標の一つとして、過去の合格率の推移が挙げられます。
合格率は年によって多少の変動はあるものの、全体的な傾向を把握することで、試験の難しさや求められる学力レベルを理解する手がかりになります。
はり師ときゅう師の試験は別々に集計されますが、両者の合格率には大きな差は見られないのが特徴です。

ここでは、はり師ときゅう師それぞれの過去数年間の受験者数と合格率のデータを確認し、近年の試験の動向を分析します。

【はり師】過去の受験者数と合格率の推移

はり師国家試験の合格率は、例年おおむね70%前後で推移しています。
例えば、第29回(2021年)試験では、受験者数3,618人に対して合格者数は2,543人で、合格率は70.3%でした。

その後の第30回(2022年)は74.0%、第31回(2023年)は70.4%と、安定した水準を保っています。
受験者数は毎年3,500人から4,500人程度で、新卒者の合格率が既卒者に比べて高い傾向にあるのが特徴です。
しっかりと養成施設で学び、計画的に試験対策を行えば、十分に合格が狙える試験であると言えます。

【きゅう師】過去の受験者数と合格率の推移

きゅう師国家試験の合格率も、はり師と同様に70%前後で推移する傾向にあります。
例えば、過去には第24回(2016年)試験で合格率が77.5%であった年もあります。
近年のデータを見ると、第29回(2021年)は受験者数3,524人に対して合格者数2,510人、合格率は71.2%でした。

続く第30回(2022年)は76.1%、第31回(2023年)は71.7%と、はり師とほぼ同様の数値です。
受験者数もはり師と近い規模であり、多くの受験生が両方の資格を同時に目指していることがうかがえます。

合格を勝ち取るための国家試験対策と勉強法

鍼灸師国家試験の合格を目指すためには、戦略的な学習計画と効率的な勉強方法が不可欠です。
出題範囲が広いため、やみくもに学習するのではなく、要点を押さえた対策が求められます。

国家試験対策の基本は、学校の授業で基礎を固め、過去問演習で実践力を養うことです。
また、自分の苦手分野を早期に把握し、それを克服するための具体的な方法を見つけることも重要です。
ここでは、合格を確実にするための具体的な学習アプローチについて解説します。

基礎を固めるには学校の授業の徹底理解が重要

国家試験で問われる知識の土台となるのは、養成施設での日々の授業です。
授業内容をその都度完全に理解し、知識を定着させることが、合格への最も確実な道筋となります。
特に、解剖学や生理学、経絡経穴概論といった基礎的な科目は、臨床科目や応用問題を理解する上での前提知識となります。

日頃から予習・復習を習慣づけ、疑問点をそのままにせず、教員や友人に質問するなどして解決していく姿勢が重要です。
基礎がしっかり固まっていれば、応用力が問われる問題にも対応できるようになります。

過去問を繰り返し解いて出題傾向を掴む

基礎知識をインプットした後は、過去問題集を使ってアウトプットの練習を重ねることが極めて重要です。
過去問を繰り返し解くことで、試験の形式や時間配分に慣れるだけでなく、頻出する分野や問題の問われ方といった出題傾向を把握できます。

最低でも過去5年分、できれば10年分の問題に触れておくと良いでしょう。
単に問題を解いて答え合わせをするだけでなく、なぜその選択肢が正解で、他の選択肢がなぜ間違いなのかを解説を読み込みながら深く理解することが知識の定着につながります。

苦手科目を克服するための学習ポイント

幅広い科目の中から、誰にでも得意な科目と苦手な科目が存在するものです。
国家試験に合格するためには、苦手科目を放置せず、むしろ重点的に時間を割いて克服する努力が求められます。

まずは模試や過去問演習を通じて、自分がどの分野で点数を落としやすいのかを客観的に分析することから始めましょう。
苦手な理由が暗記不足なのか、それとも根本的な理解が足りないのかを見極め、教科書を読み直したり、図や表を使って整理したりするなど、自分に合った方法で学習を進めることが大切です。
友人や教員に教えてもらうのも有効な手段の一つです。

試験合格後に必要な免許の申請手続き

国家試験に合格しただけでは、鍼灸師として業務を行うことはできません。
合格後、厚生労働大臣の免許を受け、はり師名簿またはきゅう師名簿に登録されて初めて、鍼灸師としての資格を有することになります。

この免許を取得するためには、定められた申請手続きを速やかに行う必要があります。
手続きには複数の書類が必要となり、提出先も決まっているため、事前に流れをしっかりと確認しておくことが大切です。
ここでは、合格後に必要となる免許の申請手続きについて解説します。

免許の交付申請に必要な書類と提出先

はり師・きゅう師の免許交付は、厚生労働大臣が指定する公益財団法人東洋療法研修試験財団への登録によって行われます。

免許の申請に必要な書類は、免許申請書、合格証書の写しまたは合格証明書、医師が発行した診断書(発行日から1ヶ月以内のもの)、戸籍謄本(抄本)または住民票の写し(本籍地記載で発行日から6ヶ月以内のもの)などです。登録免許税として、はり師・きゅう師それぞれに収入印紙の納付が求められます。

申請書類に不備がなければ、通常2ヶ月から4ヶ月程度で免許証が交付されます。申請期間や必要書類の詳細は、必ず厚生労働省や公益財団法人東洋療法研修試験財団のホームページで最新の情報を確認してください。

まとめ

鍼灸師国家試験は合格率が約70%から80%程度で推移しており、十分な対策をすれば合格可能な試験です。合格基準は総得点の60%以上(170点満点中102点以上)であり、絶対評価で判定されます。合格を勝ち取るためには、まず養成施設の授業で基礎知識を徹底的に固めることが重要です。

その上で、過去問を繰り返し解き、出題傾向を把握しつつ自分の苦手分野を克服していく計画的な学習が求められます。試験の全体像と採点基準を正しく理解し、効率的な勉強法を実践することで、鍼灸師への道が開かれます。

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