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病み上がりの飲み物おすすめ12選!風邪の回復を助ける食べ物や栄養ドリンク

病み上がりの飲み物おすすめ12選!風邪の回復を助ける食べ物や栄養ドリンク

風邪や体調不良からの回復期には、適切な水分と栄養の補給が欠かせません。
食欲がない時でも、飲むものであれば手軽に栄養を摂ることができます。

この記事では、病み上がりの体を優しくサポートするおすすめの飲み物を目的別に紹介します。
胃腸に負担をかけない飲み物の選び方や、回復を助ける食べ物についても解説するため、一日も早い全快を目指す際の参考にしてください。

病み上がりの水分・栄養補給が回復へのカギになる理由

風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症にかかると、熱や下痢、嘔吐などによって体内の水分が大量に失われ、脱水症状に陥りやすくなります。
また、体はウイルスと戦うために多くのエネルギーやビタミン、ミネラルを消費します。
病み上がりに適切な水分と栄養を補給することは、脱水を防ぎ、消耗した体力を回復させ、免疫機能を正常に保つために非常に重要です。

ここで補給を怠ると、回復が遅れる原因にもなりかねません。

【基本】弱った胃腸に負担をかけない飲み物の選び方3つのポイント

病み上がりは、胃腸炎などを起こしていなくても消化機能が低下していることが多く、飲み物選びには注意が必要です。
胃腸に負担をかけず、効率よく水分と栄養を吸収するためには、これから紹介する3つの基本的なポイントを押さえておきましょう。
これらのポイントを意識するだけで、体の回復をスムーズに促すことができます。

ポイント1:常温または温かい温度で飲む

病み上がりの弱った胃腸にとって、冷たい飲み物は大きな負担となります。
急激に内臓が冷やされると、消化管の血管が収縮して血行が悪くなり、消化活動がさらに低下してしまう可能性があります。

水分補給の際は、できるだけ常温に戻したものや、人肌程度に温かい飲み物を選びましょう。
体を内側から温めることで、胃腸の働きを助け、全身の血行促進にもつながります。

ポイント2:カフェインや炭酸など刺激の少ないものを選ぶ

コーヒーや緑茶、紅茶などに含まれるカフェインには、胃酸の分泌を促す作用や利尿作用があります。

胃酸が過剰に出ると胃の粘膜を荒らす原因になり、利尿作用は脱水症状を助長する恐れがあるため、回復期には避けるのが賢明です。

また、炭酸飲料は胃を刺激し、ゲップや腹部の膨満感を引き起こすことがあります。

回復期の飲み物は、ノンカフェインで刺激の少ないものを選びましょう。

ポイント3:一度にたくさん飲まず少量ずつ補給する

脱水を防ごうとして一度に大量の水分を摂ると、かえって胃腸に負担をかけてしまいます。
弱った胃腸では、一度に処理できる水分量も限られているため、吸収が追いつかずに下痢や胃もたれの原因になることがあります。
喉が渇いたと感じる前に、コップ1杯程度の量を1〜2時間おきに飲むなど、こまめな水分補給を心がけることが、体に優しく効率的な水分吸収につながります。

【目的別】病み上がりの回復をサポートするおすすめ飲み物12選

病み上がりの体の状態は、「とにかく栄養を摂りたい」「脱水が心配」「喉が痛い」など、人によってさまざまです。
ここでは、それぞれの目的や症状に合わせて、回復をサポートしてくれるおすすめの飲み物を具体的に紹介します。
コンビニなどで手軽に購入できるものも多いため、自身の体調に合ったものを選んでみてください。

効率よく栄養を摂りたい時におすすめの飲み物4選

食欲がまだ完全に戻らないけれど、回復のためにエネルギーを補給したいという時には、消化しやすく栄養価の高い飲み物が役立ちます。
固形物を食べるのがつらい時でも、飲むだけで効率的に栄養を摂取できるものを選びましょう。

飲む点滴ともいわれる「甘酒」

米麹から作られる甘酒は、ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸などが豊富に含まれており、「飲む点滴」とも呼ばれています。
これらの栄養素は体内で速やかにエネルギーに変換されるため、疲労回復に効果的です。
アルコールを含まない米麹甘酒を選び、温めて飲むと体も温まり、リラックス効果も期待できます。

手軽にエネルギー補給できる「ゼリー飲料」

食欲がない時でもつるっと飲むことができるゼリー飲料は、手軽なエネルギー源として最適です。
おかゆなどに含まれる炭水化物(糖質)を中心に、ビタミンやミネラルを配合したものなど、さまざまな種類があります。
常備しておけば、体調が悪い時にすぐに栄養を補給できるため便利です。

ビタミン豊富な「100%りんごジュース」

りんごは胃腸に優しく、ビタミンやミネラル、カリウム、ポリフェノールなどを豊富に含んでいます。
酸味が比較的少なく、さっぱりとした甘さで飲みやすい点も病み上がりに適しています。
水分と栄養を同時に補給できるため、果汁100%のりんごジュースを選ぶのがおすすめです。

常温で飲むと、胃への負担をさらに軽減できます。

素早く栄養を補給できる「栄養ドリンク」

疲労回復を助けるビタミンB群やタウリンなどが配合された栄養ドリンクは、消耗した体力を素早く補いたい時に役立ちます。
ただし、カフェインが含まれている製品も多いため、病み上がりの際は「ノンカフェイン」と表示されたものを選びましょう。
あくまで一時的なサポートとして、用法・用量を守って活用することが大切です。

脱水症状が気になるときにおすすめの飲み物3選

高熱や下痢、嘔吐などによって体内の水分と電解質(ナトリウムやカリウムなど)が失われると、脱水症状を引き起こします。
体のだるさや頭痛を感じる場合は、特に水分と電解質の補給を意識する必要があります。

失われた水分と電解質を補う「経口補水液」

経口補水液は、水分と電解質を素早く体に吸収できるよう、塩分と糖分の濃度が調整された飲料です。
スポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、糖分は少ないため、脱水症状の回復に特に適しています。
医師や薬剤師の指示に従って飲むことが推奨されており、ドラッグストアなどで購入できます。

水分吸収がスムーズな「スポーツドリンク」

スポーツドリンクは、適度な糖分と電解質を含んでおり、体内への水分吸収がスムーズに行われるように設計されています。
発熱や発汗で失われた水分とミネラルを手軽に補給できるため、病み上がりの水分補給に適しています。
ただし、糖分が多めの製品もあるため、水で少し薄めて飲むと胃腸への負担を軽減できます。

ノンカフェインで胃に優しい「麦茶」

麦茶はノンカフェインのため、胃腸への刺激が少なく、子どもから大人まで安心して飲める飲み物です。
汗をかくと失われがちなナトリウムやカリウムといったミネラルも含まれており、日常的な水分補給に適しています。
温かいままでも冷やしても美味しく飲めますが、病み上がりの際は常温か温めて飲むのがおすすめです。

喉の痛みや咳を和らげたいときにおすすめの飲み物3選

風邪でのどの痛みや咳が残っている時は、喉を潤し、炎症を和らげる効果が期待できる温かい飲み物がおすすめです。
体を温めることで免疫機能のサポートにもつながります。

喉の炎症を抑える「はちみつ湯」

はちみつには優れた殺菌作用と抗炎症作用があり、喉の粘膜を保護して潤す効果が期待できます。
お湯に溶かしてゆっくり飲むことで、喉の痛みやイガイガ感を和らげることができます。
ただし、ボツリヌス菌のリスクがあるため、1歳未満の乳児には絶対に与えないでください。

体を温め血行を促進する「生姜湯」

生姜に含まれる成分「ショウガオール」や「ジンゲロール」には、体を芯から温めて血行を促進する作用や、殺菌作用があります。
新陳代謝が活発になることで免疫力の向上も期待でき、寒気を感じる時にもおすすめです。

刺激が強い場合は、はちみつを加えて甘みを足すと飲みやすくなります。

ビタミンCが豊富な「ハーブティー」

ローズヒップティーやカモミールティーなどのハーブティーは、ビタミンCが豊富で、リラックス効果も期待できるため病み上がりに適しています。
特にカモミールには、体を温め、喉の炎症を鎮める作用があるといわれています。
カフェインが含まれていないものを選び、温かいうちにゆっくりと飲むのがおすすめです。

コンビニでも手軽に買える胃腸に優しい飲み物2選

体調が悪い時に、特別なものを準備するのは大変です。
幸い、コンビニなど身近な場所でも、病み上がりの体に優しい飲み物を手軽に購入することができます。
ストックがない時でもすぐに調達できるものを知っておくと安心です。

胃腸を温める「白湯(さゆ)」

白湯は、水を一度沸騰させてから飲みやすい温度まで冷ましたものです。
材料は水だけなので、いつでも手軽に作れます。
胃腸を内側から優しく温め、血行を促進することで消化を助ける効果が期待できます。

体に負担をかけずに水分補給ができる、最もシンプルな飲み物といえるでしょう。

リラックス効果も期待できる「ルイボスティー」

ルイボスティーは南アフリカ原産の植物から作られるお茶で、ノンカフェインなのが大きな特徴です。
抗酸化作用のあるポリフェノールやミネラルが豊富に含まれており、リラックス効果も期待できます。

クセが少なくすっきりとした味わいで、ホットでもアイスでも飲みやすい点も魅力です。

回復を遅らせる可能性も?病み上がりの摂取に注意が必要な飲み物

良かれと思って飲んだものが、かえって弱った体に負担をかけ、回復を遅らせてしまうこともあります。
特に、胃腸への刺激が強いものや、脱水を助長する可能性がある飲み物は、体調が万全になるまで控えるのが賢明です。
ここでは、病み上がりの際には避けるべき代表的な飲み物とその理由を解説します。

胃腸への刺激が強いカフェイン飲料(コーヒー・緑茶など)

コーヒー、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、胃酸の分泌を促進し、胃の粘膜を刺激する可能性があります。また、カフェインには利尿作用がありますが、一般的な摂取量では、これらの飲料に含まれる水分量により、全体として水分補給に寄与すると考えられています。体調が完全に回復するまでは、カフェインの摂取を控えるのが無難です。

胃に負担をかける炭酸飲料や柑橘系ジュース

炭酸飲料のシュワシュワとした刺激は、胃の粘膜に負担をかけ、腹部の膨満感や不快感を引き起こすことがあります。
また、オレンジジュースやグレープフルーツジュースなどの柑橘系の飲み物は酸が強く、胃酸の分泌を促して胃を刺激する可能性があります。
特に胃腸の調子が悪い時には、これらの摂取は避けた方が良いでしょう。

脱水症状につながりやすいアルコール類

アルコールにはカフェイン同様、強い利尿作用があるため、飲んだ量以上に水分が体外へ排出され、脱水症状を引き起こすリスクがあります。
また、アルコールを分解するために肝臓に大きな負担がかかり、体力の回復を妨げる原因にもなります。
病み上がりの飲酒は、回復を遅らせるだけでなく、症状を悪化させる可能性もあるため厳禁です。

下痢の原因になることがある牛乳などの乳製品

牛乳に含まれる「乳糖」を分解する酵素の働きは、体調不良によって一時的に低下することがあります。
この状態で牛乳を飲むと、乳糖をうまく消化できずに下痢や腹痛を引き起こす「乳糖不耐症」のような症状が出ることがあります。
普段は問題なく飲める人でも、胃腸の調子が整うまでは避けるか、少量から試すようにしましょう。

飲み物と合わせて摂りたい!消化が良く栄養のある食べ物

飲み物で水分や栄養を補給できるようになったら、次は徐々に固形の食べ物へ移行していきます。
病み上がりの食事は、飲み物と同様に「消化の良さ」が最も重要なポイントです。
胃腸に負担をかけず、効率よくエネルギーや栄養素を摂取できる食べ物を選び、少しずつ体を慣らしていきましょう。

エネルギー源になるおかゆやうどん

おかゆやよく煮込んだうどんは、消化が良く、体の主要なエネルギー源となる炭水化物を効率的に摂取できるため、病み上がりの主食に適しています。
水分を多く含んでいるため、食事と一緒に水分補給ができるのも利点です。
卵や鶏ささみなどを加えると、回復に必要なタンパク質も同時に補うことができます。

ビタミンやミネラルが豊富な野菜スープ

にんじん、かぼちゃ、大根などの野菜を柔らかく煮込んだスープは、失われがちなビタミンやミネラルを補給するのに最適です。
野菜を加熱することで消化しやすくなり、温かいスープが胃腸を優しく温めてくれます。
コンソメや味噌など、薄めの味付けで仕上げると、弱った体にも負担なく栄養を摂り入れることができます。

手軽に栄養が摂れる茶碗蒸しや豆腐

卵や大豆製品は、体の組織を修復するために不可欠な良質なタンパク質を豊富に含んでいます。
中でも、茶碗蒸しや湯豆腐、冷奴などは、食感が柔らかく消化しやすいため、病み上がりのタンパク質補給におすすめです。
食欲がない時でも食べやすく、手軽に栄養バランスを整えることができます。

病み上がりの飲み物に関するよくある質問

ここでは、病み上がりの飲み物に関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で回答します。
具体的な疑問を解消し、より安心して回復期を過ごすための参考にしてください。

病み上がりに栄養ドリンクは毎日飲んでも平気ですか?

栄養ドリンクを毎日飲むことは推奨されません。
製品によっては糖分やカフェインが多く含まれており、過剰摂取につながる恐れがあるためです。
あくまで体力が落ちた時の一時的な栄養補給と捉え、記載された用法・用量を守りましょう。

長期間の服用は避け、基本はバランスの取れた食事から栄養を摂ることが大切です。

コーヒーやお酒は回復してから何日後くらいから飲めますか?

明確な日数はありませんが、胃腸の調子が完全に戻り、普段通りの食事が問題なく摂れるようになるまで待つのが安全です。
体調が回復したと感じてから、まずは少量ずつ試してみましょう。

自己判断で焦って再開すると症状がぶり返す可能性もあるため、体の声に耳を傾け、慎重に判断することが重要です。

子どもが病み上がりの時に適した飲み物はありますか?

子どもには、ノンカフェインで胃腸に優しい麦茶や、子ども用に成分調整された経口補水液が適しています。
糖分の少ない果汁100%のりんごジュースも良いでしょう。
大人向けのスポーツドリンクや栄養ドリンクは、糖分や成分が強すぎる場合があるため避けてください。

また、はちみつは1歳未満の乳児には与えないように注意が必要です。

まとめ

病み上がりには、失われた水分と栄養を補給し、弱った胃腸に負担をかけない飲み物を選ぶことが回復への近道です。
基本は「常温または温かい」「刺激が少ない」「少量ずつ」という3つのポイントを意識しましょう。
甘酒や経口補水液、麦茶など、自身の体調や目的に合わせて適切な飲み物を選んでください。

一方で、カフェインやアルコール、炭酸飲料は回復を遅らせる可能性があるため、体調が万全になるまでは控えるのが賢明です。
焦らず体をいたわり、適切な水分・栄養補給でスムーズな回復を目指しましょう。

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